学校の勉強など、座学で確立されているものはすごなと感じる。
大人になって好きになったことを学ぼうと思うと、教えるハウトゥーが確立されていない分野に出会う。
その中でも、いろいろな手法で、人に物事を伝えようとする人がいるから、尊敬する。
口を使って音楽を奏でるヒューマンビートボックス。
以前までは、「見て真似する」が主流だったが、最近はスクールも多くなって来た。
特にこの動画では、素人に1ヶ月のレッスンをして、その成果を発表するというもの。
基本となる8ビート、バスドラムなどの音から徐々に始めていく。
たった1ヶ月でちゃんとプレイできるまでなるのが素晴らしい。
芸術の世界は、見て盗むみたいなイメージが強いが、ピアノだってバイエルがあって、確実に上手になる方法はある。
ただ、残念なことに、「そんな基本的なこと面白くない」「僕はプレイがしたいんだ」と思ってしまうことがある。で、結局、基本の繰り返しがつまらなくなって止める。
HBBの世界だって、見ようみまねでやっていた人たちが多勢だった時代は、基本なんかなくても、かっこいいプレイを決める人もいたし、そのかっこよさがモチベーションにもなっていたはず。
基本の習得と、実践との間をうまく埋めることが、上達と楽しいのバランスを取ることなのだろうけど、なかなかそのレベルまでいかない。難しいところだ。