何度か読み直している「なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?」を再読する。
kindleだと、常に手元に本があるから、ありがたい。
この本の中で、電車の発車時刻や仕事の締め切りを「壁」と表現している。
時間がない状態というのは、この壁までにやることが終わらない状態。
電車でいえば、発車時刻に目的のホームにいられないといったことだろうか。
日ごろも時刻表を意識して、準備はしているが、視点は常に発車時刻という点に集中している。
実際は、支度をしている行為の先に、点が訪れるにも関わらず。
電車の発車時刻にホームにいるためには、それ以前に駅についている必要がある。そのためには、家を出る時間が決まっていて、準備の時間を考えると起きる時間が分かる。1日を快適に過ごすために取りたい睡眠時間があるから、前日の就寝時間が決まり。良い睡眠をとるために、2時間前には食事を終わらせたい。食事を取るためには、仕事を切り上げ。定時に職場を出るために、やろうと思っている仕事の順番がある……
この流れを当たり前と思う人が多いかもしれないが、自分にとっては、画期的。知っている、当然のことなのに、納得できるかは別問題だった。
たすくまを使うと、自分の行為のレールの上に、今日の予定が見えてくる。
このままいけば、目的地にたどり着けるのか。
前回使っていた時は、当日の中で、予定に間に合うかどうかといったところしか体験できなかったが、今回は、「タスクペディア」というタスク管理と一緒に使うことで、プロジェクト的な仕事でも、レールの先を実感できるようになってきた。
著者の佐々木さんは、プロジェクト管理もせず、タスクシュートだけで、すべてを管理されているようだが。そうなるのは、自分にとっては、まだまだ先の未来。
たくすまとタスクペディアの組み合わせが今のところ、一番、見通しがいいな。