頭がいい人は、なぜ明るいのか

 居酒屋に先輩と行った。


 先輩が「頭がいい人は、明るい人が多い」と、話していた。


 実際に統計を取ったわけではないので、その人の感じたところであるが、「この人は、頭がいいな」と見える人は、得てして、明るいとのこと。


 頭が良いというのは、良い大学に行っていたとか、偏差値が高いということではなく、賢いな、利発だなと思える人のことでした。要するに、知恵がある人、知恵が働く人といった感じですかね。


 そういった人たちは、困った状況の中でも、「あれをやったら、変わるかな。これをやってみたらどうだろう」という、打つべき手が多く考えつく。だから、困難な状況になっても将来に希望の灯を見ることができる。困難を乗り越えてきた人は、頭が良く、明るい人が多いんだと、語っていました。


 逆に、その場その場で、考え無い人は、どうしていいか分からなくなり、暗くなってしまう。また、そういう人に限って、人に相談することがうまくできないから、せっかく、知識があっても活用できなくなってしまうのではと、考察していました。


 そんな話を熱っぽく語る先輩は、明るく、豪快に酒をあおっていました。